※急性甘すぎる症候群にご注意下さい。

 

ひざまくら

 

今日は部活がないから周助と二人のんびり過ごす。
さっきからボーッとテレビを見てるだけで眠くなってきちゃった。
ん−…そうだ。私は周助のひざに頭をのせて横になってみる。

「普通逆じゃない?」

テレビを消しながらつぶやき、私に視線をうつす。

「たまにはいいでしょ」
「…、いいよ」

そういって私の髪を触り、頭をなで始めた。

「あったかい。」

彼のぬくもりと頭をなでてもらう心地よさで本当に眠りそう…。

「――くすっ」

周助が少し笑った。

「ひゃうっ!な…何す…!?」

首筋は弱いんだってば。
首を手で覆い、なおかつ縮めてみる。
これでどうだと言わんばかりの横顔がうつる。
そんなも可愛くて、もっとイタズラしてみたくなった。
再び目をつむるの耳をそっと甘噛みしてみる。

「ひぁぁ///…周助のイヂワル!」

横向きから仰向けになり真っ赤な顔で…にらんでるのか?
必然的に上目づかいになるわけで、ちっとも恐くない。
むしろ…そそられる…っていうの?視線が絡む。
僕は(ゆっくりと)にふれるだけのキスをした。

「んっ…」
「機嫌、なおった?」
「…うん。…っかい///」
「え?」
「もう一回…。」

消えそうな声でつぶやいた。
望み通り優しくキスをした。

 

−Fin−

 

(2007/12/11)